仁和会総合病院 リハビリテーション科
訪問看護ステーション
作業療法士 髙橋健一
事業者向けの「802駅前ケアカフェ」、16回目を開催しました。
今回のミニ講座は、『目からウロコ!ろう者の話 手話だけじゃない!考えてみよう。聴覚障碍者とどうやって話す??』と題し、八王子市聴覚障害者協会の是枝行子さんと、通訳者の作久山佐智江さん、横田美穂さんがお話をして下さいました。
ろう者は外見からは分からず、しかも危険な場面があっても音だけでは気付けず大変な時もあります。呼ぶ時はどうすれば良いのか?見える位置なら手招きをしたり、後ろを向いていたら肩を軽く叩いたり、視野に入る位置で手を振ったり、ライトを上手く使ったり、その他にも興味深い話が盛り沢山でした。
一番の目からウロコはコミュニケーションに関する事です。良く知りもしないくせに、手話は1つ1つ複雑な動きを覚えないと使えないと思い込んでました。しかし、手話だけでみても、表情や仕草、気持ちを込めたりと全身を使ったコミュニケーションでもあり、(もちろん決まり事や1つ1つの意味合いはありますが)手話を知らなくても相手とコミュニケーションを取ろうという意志さえあれば何とかなるのだと思いました。本日はフリーの時間がなく、ミニではない講座となりましたが、とても充実した時間でした。